【蕎麦大学No.15】
▷なぜ蕎麦屋のカツ丼はうまいのか？

どうも〜お久しぶりの蕎麦大学授業のお時間です。
今日はなぜ蕎麦屋のカツ丼はうまいのかに迫ります。

皆様は何で蕎麦屋なのに【丼物】？
それも何でそんなに【カツ丼】が人気あるの？

などなど思ったことはないでしょうか？

私三代目も入ったばかりの時にはそう思っていました。

そもそも蕎麦屋のカツ丼は蕎麦屋でしか作れない。
ある秘策がありました。

『うどん屋』『蕎麦屋』にはカツ丼や親子丼などの『丼物』を作る時に必要な『あるもの』が必ずあるからです。

それは『鰹節や鯖節、鰘鯵、鰯節などと昆布でとっただし汁』と『返し』です。

『返し』とは、醤油と味醂を独自の配合で合わせて寝かせて熟成させた、汁物、煮物などの日本料理には万能調味料として活躍する、いわゆる『合わせ醤油』です。

「返し」と「だし汁」の比率によって、だしの比率が多ければ「かけ汁」として、また、それよりもだしの比率を減らして、ざるそばなどに用いる「つけ汁」として、その中間くらいの比率で丼用のタレとして使うのです。

これがまさに蕎麦屋の【カツ丼】を引き立てている
秘策といえます。

まだ蕎麦屋の【カツ丼】味わったことがない方は
是非一度、ご賞味下さいませ🙇‍♂

本日の授業はこれにて！
ありがとうございました。